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衣替えのとき、引き出しに去年の防虫剤が少し残っていて、新しいものを足していいのか迷うことがあります。種類の違う防虫剤は一緒に使えるのでしょうか。置く場所や数はどう決めればいいのでしょうか。
この記事では、エステーの公式サイトの「防虫剤の使い方を解説」のページをもとに、衣類用防虫剤の併用と置き方について5つのポイントで整理します。後半の、衣替えで防虫剤を入れ替えるときの手順は、この記事の提案です。
※この記事は、2026年10月時点でエステーの公式サイトに掲載されている内容をもとにしています。使い方や適正量は製品によって違います。使う前に、パッケージの表示を確かめてください。
衣類用防虫剤の4つの成分
主な成分は4つ
エステーの「防虫剤の使い方を解説」のページでは、防虫剤の主な成分として、ピレスロイド系、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのう(樟脳)の4つが紹介されています。
ピレスロイド系
エンペントリン・プロフルトリン・フェノトリンなどのピレスロイド系は、衣類にニオイがつかず、他の薬剤と併用可能と書かれています。
有臭性タイプの3つ
パラジクロルベンゼンはすばやい効き目、ナフタリンは効き目がゆっくり持続、しょうのうは自然の芳しい香気が特徴と紹介されています。
| 成分 | 特徴 | 向いているもの |
|---|---|---|
| ピレスロイド系 | 衣類にニオイがつかない | 他の薬剤と併用可能 |
| パラジクロルベンゼン | すばやい効き目 | ウールや絹素材 |
| ナフタリン | 効き目がゆっくり持続 | フォーマルウェア・和服・人形など |
| しょうのう(樟脳) | 自然の芳しい香気 | ウールや絹素材 |
防虫剤の使い方 5つのポイント
1. 併用できるのはピレスロイド系だけ
4つの成分の中で、他の防虫剤と併用できるのはピレスロイド系のみと書かれています。他の3つは有臭性タイプで、ピレスロイド系以外との併用はできないとされています。
2. 有臭性同士はシミの原因に
有臭性タイプの防虫剤は、種類の違うものを一緒に使うと影響し合って溶け、衣類のシミや変色の原因になることがあると説明されています。
3. 引き出しでは一番上に
防虫成分は空気より重いため上から下に行き渡るので、引き出しや衣装ケースでは衣類の一番上に置くよう案内されています。
4. 数は空間の広さで決める
使用数量は収納スペースの広さによって決まるので、衣類の量に関係なく広さに合う数量を使うよう書かれています。
5. 詰め込みすぎない
衣類を詰め込みすぎると防虫成分が行き渡らないことがあるので、収納スペースに対して8割収納を目安にするよう案内されています。
5つのポイント早見表
| ポイント | エステーの公式サイトの案内 |
|---|---|
| 併用できるのはピレスロイド系だけ | 併用できるのはピレスロイド系のみ |
| 有臭性同士はシミの原因に | 溶けてシミや変色の原因に |
| 引き出しでは一番上に | 衣類の一番上に置く |
| 数は空間の広さで決める | 衣類の量ではなく広さで決める |
| 詰め込みすぎない | 8割収納が目安 |
併用するときの注意
残っていた防虫剤
ページでは、前に使っていた防虫剤が少し残っていて、2つの製品を併用することがあるかもしれないとして、その場合は成分に注意するよう書かれています。
製品名と成分の例
エステーの「ムシューダ」は無臭性タイプのピレスロイド系なので、他のどの防虫剤とも併用可能と紹介されています。一方、「ネオパース」はナフタリン、「ネオパラエース」はパラジクロルベンゼンなので、他の有臭性タイプと併用しないようにとされています。
種類がわからないとき
これまで使っていた防虫剤の種類がわからなくなったときや、別の防虫剤に替えたいときは、古い防虫剤を取り除き、衣類や収納ケースを風にあてて充分ニオイをとばしてから、新しいものを入れるよう案内されています。
| 組み合わせ | 併用 |
|---|---|
| ピレスロイド系 + どれでも | できる |
| パラジクロルベンゼン + ナフタリン | できない |
| ナフタリン + しょうのう | できない |
| しょうのう + パラジクロルベンゼン | できない |
使用場所に合わせて選ぶ
場所ごとの製品
防虫剤は、使用場所に合うものを選ぶことが基本と書かれています。クローゼットにはクローゼット用、引き出しや衣装ケースには引き出し・衣装ケース用を使うよう案内されています。
成分の量や仕様が違う
引き出しや収納ケースは狭いため薬剤が広がりすぎないようになっていて、クローゼット用などは広い空間に行き渡りやすい薬剤や量が使われていると説明されています。
引き出し用をクローゼットに置くと
クローゼットに引き出し・衣装ケース用を置いても、十分な効果を得られない場合があると書かれています。
密閉して使う
成分を空間に広げる
防虫剤は防虫成分を空間内に拡散して収納スペースに行き渡らせるので、密閉状態を保つことが効果的に使うコツと説明されています。
開けっぱなしにしない
クローゼットの扉やたんすの引き出しを開けっぱなしにせず、できるだけ密閉状態を維持するよう案内されています。
オープンな収納にはカバータイプ
パイプハンガーなどオープンなスペースで衣類を保管している場合や、開け閉めが多いクローゼットには、カバータイプがすすめられています。カバータイプは空間に成分が広がらない薬剤を使っているため、密閉されていない空間でも防虫効果を発揮すると書かれています。
置き方と吊るし方
引き出しは一番上
防虫成分は空気より重いため、たたんだ衣類の一番上に置くと、成分が効率よく全体に行き渡ると説明されています。
クローゼットは等間隔
洋服ダンスやクローゼット、ウォークインクローゼットでは、パイプに等間隔に吊り下げるよう案内されています。端に寄せて一箇所にまとめると、成分が全体に行き渡らない可能性があると書かれています。
適正量の目安
少なすぎることが多い
エステーの調査では、多くの家庭で適正量より少ない量を使用していることがわかったと紹介されています。適正量を使わなければ、防虫効果を十分に発揮できないことがあると書かれています。
ムシューダの例
「ムシューダ」の適正量は、引き出し・衣装ケース用で25Lにつき1個、洋服ダンス用は500Lにつき1個、クローゼット用は800Lにつき1個、ウォークインクローゼット専用は3個で2畳(7800L)まで対応と紹介されています。
容量を確かめる
衣装ケースの容量は、製品の表示や商品ページに書かれていることが多いです。ケースごとに容量を確かめてから数を決めましょう。
| 種類(ムシューダの例) | 適正量 |
|---|---|
| 引き出し・衣装ケース用 | 25Lにつき1個(50Lなら2個) |
| 洋服ダンス用 | 500Lにつき1個 |
| クローゼット用 | 800Lにつき1個 |
| ウォークインクローゼット専用 | 3個で2畳(7800L)まで |
衣類に合わせて成分を選ぶ
ウールや絹
パラジクロルベンゼンとしょうのうは、ウールや絹素材に適していると紹介されています。
フォーマルや和服、人形
ナフタリンは効き目がゆっくり持続するのが特徴で、フォーマルウェア・和服・人形などに適していると書かれています。
ニオイが気になるなら
ピレスロイド系は衣類にニオイがつかないと説明されています。出してすぐ着たい普段着のケースでは、ニオイの有無も選ぶときの目安になります。
一つの収納に一種類
有臭性タイプを使う場合は、同じ引き出しやケースの中では一種類にそろえておくと、うっかり併用するのを防ぎやすくなります。
収納ケースの容量を測る
ここからは、エステーの公式サイトの案内をもとにした、この記事の提案です。
内寸で計算する
容量がわからないケースは、内側の幅・奥行き・高さをcmで測って掛け合わせ、1000で割るとリットルになります。たとえば内寸が幅40cm・奥行き50cm・高さ25cmなら、50Lです。
ムシューダの例に当てはめる
引き出し・衣装ケース用のムシューダは25Lにつき1個と紹介されているので、50Lのケースなら2個が目安になります。ほかの製品では、パッケージの表示を確かめましょう。
衣替えで防虫剤を入れ替えるときの手順
ここからは、エステーの公式サイトの案内をもとにした、この記事の提案です。
ここで挙げるのは、エステーの案内をもとにした手順の例です。
残っている防虫剤の名前を見る
衣替えのときは、まず残っている防虫剤のパッケージを見て、成分がピレスロイド系か、有臭性タイプかを確かめます。
わからなければ取り除く
種類がわからないときは、古い防虫剤を取り除き、衣類やケースを風にあててニオイをとばしてから新しいものを入れるよう案内されています。
8割収納にしてから置く
衣類を8割くらいまで減らしてから、引き出しでは一番上に、クローゼットでは等間隔に置きます。
入れた日を書いておく
防虫剤を入れた日をケースのラベルやメモに書いておくと、次の衣替えのときに交換の目安がわかりやすくなります。交換の時期は製品の表示を確かめましょう。
よくある質問
種類の違う防虫剤を一緒に使える?
ピレスロイド系は他の薬剤と併用可能ですが、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのうの有臭性タイプ同士は併用できないとされています。
併用するとどうなる?
有臭性タイプの種類の違うものを一緒に使うと、影響し合って溶け、衣類のシミや変色の原因になることがあると説明されています。
防虫剤はどこに置く?
引き出しや衣装ケースでは衣類の一番上に、クローゼットではパイプに等間隔に吊り下げるよう案内されています。
衣類が少なければ1個でいい?
使用数量は収納スペースの広さで決まり、衣類の量に関係なく広さに合う数量を使うよう書かれています。
引き出し用をクローゼットに使える?
クローゼットに引き出し・衣装ケース用を置いても、十分な効果を得られない場合があると書かれています。
扉のないラックには?
オープンなスペースには、空間に成分が広がらない薬剤を使ったカバータイプがすすめられています。
防虫剤は成分を見て併用、置き方と数は収納の広さで
衣類用防虫剤のうち、他の防虫剤と併用できるのはピレスロイド系だけで、有臭性タイプ同士を一緒に使うと溶けてシミや変色の原因になることがあります。引き出しでは衣類の一番上に、クローゼットでは等間隔に置き、数は収納スペースの広さで決めましょう。種類がわからないときは、古いものを取り除いてニオイをとばしてから入れ替えます。